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佐野医院井上先生とカンファレンスを開催しました!

佐野医院井上先生とカンファレンスを開催しました!

訪問看護ステーションよいとこは初めて佐野医院井上先生とのカンファレンスを開催しました!私たちにとって、実験的な試みでした。このブログでは今回のカンファレンスについて共有したいと思います。新しいアイデアを広げ、交流する機会を持つことが私たちにとって非常に重要なことであると考えています。では、カンファレンスに至った経緯から紹介いたします。

  

カンファレンスの目的と準備

  • 井上先生とは市民病院時代に面識があり、佐野医院で訪問診療を始められてから、在宅医と訪問看護師として多くの利用者様に関わらせていただくようになりました。
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  • これまで、電話やスワンネットなどを中心に指示や報告などのやり取りをしていました。不自由ではありませんでしたが、看取りの段階を迎える利用者様への対応や意思決定支援に関わる内容について、直接言葉を交わしたいと思うようになりました。
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  • ご利用者様への訪問のタイミングや訪問診療の際に話し合うことができれば良いのですが、全ての方のスケジュールを調整することは困難でした。
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  • 当ステーションでカンファレンスの機会を持ちたいと井上先生に相談すると驚くほどのスピードで日時が決まりました。思い切って相談してみるものですね。
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カンファレンスのハイライト

  • 当日は幸いに全てのスタッフが参加でき、井上先生と5名の看護師が参加できました。対象となった利用者様は5名でした。カンファレンスは余談も含みますが、1時間程度かかりました。議事録はスワンネットに記載し関係者で確認し合うことができるようにしました。
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  • 症状の変化や利用者様や家族の意向や葛藤について、情報提供したり見解を述べ合いました。電話や文章では伝わりにくいニュアンスも対面では共有がしやすかったと感じていますし、明確にすることが困難なことが多い在宅医療の現場ですが、揺れる気持ちなどの可能性も検討しながら対応できるために、チームとして意見を集約することができたと感じています。
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参加者からの感想とフィードバック

参加者にアンケートを実施しました。ほとんどの参加者が有益だったと回答しました。今後の方向性について確認できたこと、利用者や家族の認識と事実が異なっていたことに気がつくことができた。今後に向けてケアマネージャーの参加を求める声が上がりました。カンファレンスの中で感じた課題としては、やはり医師と看護師の2者間で行っているため制限があると感じました。当然、このカンファレンスでの方針が決定事項ではなく、医師と看護師の意見集約に過ぎません。当事者や他のサービス担当者との情報共有や連携が必要になります。

カンファレンスの成果と今後の展望

このカンファレンスには医師と看護師が参加し利用者の意思決定支援を行うために認識を共有することができました。医師や看護師、全ての職種が、利用者さんの価値観を認識しながら、利用者さんと共に同じ方向を向いていくために、顔を合わせることの重要性を認識できました。フットワークを軽くし、顔を見ながらカンファレンスを続けて行きたいと思います。

エンディング

佐野医院井上医師との初めてのカンファレンス開催は、私たちにとって貴重な経験でした。専門知識に隠れた情熱に触れ、親しみを感じ合うことができました。私たちは、暮らしを支えるチームなのだと再認識することができました。ありがとうございました。

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