唾液の役割を知っていますか。
唾液は1日に1〜1.5Lが分泌されると言われています。大量とも思える唾液が絶えず分泌されるのは、唾液にウィルスや細菌を殺菌する効果があることや、胃での消化吸収を高めたり、咀嚼(噛むこと)・嚥下(飲み込むこと)を助けたり、粘膜を保護する役割があるからです。
口の中の細菌が増えると歯周病や虫歯にかかるリスクが増えます。歯周病で菌が増えてしまい、誤嚥を繰り返すと誤嚥性肺炎を起こしてしまうかもしれません。誤嚥性肺炎は常に死因の上位を占める怖い病気です。
唾液は寝ている間に減少していまうので、就寝前と起床時の口腔ケアが重要になります。
ドライマウス
ドライマスとは口腔内が乾燥した状態をいいます。不快感や痛みを伴い、唾液の分泌が低下することで起こります。分泌が低下する原因は、糖尿病などの病気の症状や薬の副作用、脱水、ストレスなどさまざまです。ドライマウスのについては医師に相談することもできます。
食事時によく噛むことやストレス軽減に努めることなどの対策がありますが、ここでは唾液腺マッサージを紹介します。これは自分でできるケアの一つです。
唾液腺マッサージ
耳下腺
上の奥歯に手を添えて、回すように優しくマッサージします。
顎下腺
耳の下から顎先まで、顎を下から親指で軽く押します。
感染症予防が身近になっている今こそ、唾液にも気にかけてケアしていきましょう。
参考
T&K株式会社 唾液のチカラとは
[addtoany]