訪問看護ステーションよいとこは、“あなたの価値観を大切にし、あなたらしい暮らしを支えます。”を理念として掲げ、5つの基本方針を定めています。
5回に渡ってこれらの方針についてお伝えしています。
理念と基本方針
①ご利用者様・ご家族の思いを大切にした看護を実践します。
②質の高い看護技術のご提供を目指します。
③素早く切れ目のない地域連携で暮らしを支えます。
④魅力あふれる人材育成を目指します。
⑤笑顔あふれる看護の職場をご提供します。
第4回は「魅力あふれる人材育成を目指します。」についてです。
訪問看護ステーションよいとこでは、利用者さまに安心して在宅生活を送っていただくために、人材育成を組織の重要な柱と位置づけています。看護の質は、個々の経験や技術だけでなく、学び続けられる環境とチームとしての力によって支えられるものと考えています。今回は、よいとこが大切にしている「魅力あふれる人材育成」についてご紹介します。
▶組織としての育成方針づくり

よいとこでは、任用後3〜4週間をかけて教育プログラムを組み立てています。
はじめは座学を中心に、制度理解や訪問看護の考え方、記録・連携の基本を学び、その後、徐々に現場での実践の割合を増やしていきます。
段階的に学びを深めることで、知識と経験が結びつき、自信を持って訪問に臨める状態をつくることを目的としています。
「いきなり一人で任せる」のではなく、「理解 → 実践 → 振り返り」を重ねながら成長できる仕組みを大切にしています。
▶コミュニケーション力・人間力の育成

訪問看護では、利用者さま・ご家族・多職種との関係づくりが欠かせません。
そのため、よいとこでは毎週1回のカンファレンスを実施しています。
カンファレンスでは、利用者さまの状態だけでなく、関わり方や判断に迷った点、感じた違和感なども共有します。
一人で抱え込まず、チームで考えることで、視野を広げ、より良い看護につなげる目的です。
▶成長を支える仕組みづくり

スタッフ一人ひとりの成長を可視化するために看護師ラダー評価を行っています。
それに加え、目標設定のツールとして、大谷翔平選手が高校時代に活用していたことで知られるマンダラチャートを取り入れています。
マンダラチャートを用いることで、「最終的に目指したい姿」から逆算して、日々の行動目標や意識すべき視点を整理することができます。
自分自身の強みや課題を言語化し、短期・中長期の目標を明確にすることで、日常の訪問看護の一つひとつが成長につながる仕組みを大切にしています。
▶魅力ある職場風土の形成
よいとこでは、スタッフ同士の意見交換が日常的に行われ、活発な雰囲気があります。
職種や立場に関係なく意見を出し合い、「どうすればより良い看護ができるか」を自然に話し合える環境です。
こうした風土が、学び合い・支え合いにつながり、結果として利用者さまへの質の高いケアに結びつくと考えています。
▶ 法定研修・質の向上を目的としたオンライン研修の活用

法定研修および看護の質を向上させる研修について、オンライン研修を積極的に活用しています。
訪問看護は、スタッフがそれぞれ異なる時間帯・地域で活動しているため、一堂に会して研修を行うことが難しいという特性があります。
そのため、オンライン研修を導入することで、
•看護師それぞれの隙間時間を活用して受講できる
•受講するタイミングに左右されず、全員が同じ内容・同じ質の研修を受けられる
•業務との両立を図りながら、継続的な学びを確保できる
といったメリットを活かしています。
研修内容は法令遵守にとどまらず、看護の質を高めるための内容も含まれています。
スタッフ自身が自分に即した優先順位で受講テーマを選んで受講することで、「個々に合った学びを得る」体制づくりに力を入れています。
おわりに
よいとこが目指す人材育成は、知識や技術を身につけることだけではありません。
考え、対話し、チームで支え合いながら成長し続けられる人材を育てることです。
これからも、魅力あふれる人材育成を通して、地域に信頼される訪問看護ステーションであり続けたいと考えています。